鹿島対東京 後半、追加点を決め仲間と喜ぶ鹿島師岡(中央)(撮影・河田真司)

<明治安田J1:鹿島2-0東京>◇1日◇第4節◇カシマ

鹿島アントラーズが東京を2-0で下し、ホームで25戦無敗のJ1記録に並んだ。

押し込まれる時間が長かったが、セットプレーの流れからFW鈴木が自ら倒されて得たPKをど真ん中に蹴り今季3得点目。先制すると後半追加タイムにもFKから追加点を奪った。したたかに得点を重ねる鹿島らしい勝ち方で、第2節東京V戦からホーム3連戦で3連勝を飾った。

前節新潟戦から中2日。DF植田は「セットプレーがカギになると準備してきた。連戦の中で勝ち点が取れたのは大きい」とうなずいた。ホーム無敗記録にも「やっていて負ける気がしない。鹿島で戦っているなら負けるわけがないという雰囲気をサポーターがつくってくれている」と感謝する。

前節も終盤に勝ち越し点を奪い、この日は先制後も「畳みかけて攻める」という鬼木イズム通りに後半追加タイムに加点した。植田は「去年の悔しさがあるからこそ今年は勝ちにこだわっている」と言い切る。鬼木監督も無敗記録に「記録に自分はこだわっていない。ただ勝ちたい。それだけです」。したたかさに加え、攻めながら守る強さを身に付けつつある。新生・鹿島が常勝復活へ向かっていく。【岩田千代巳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【鹿島】3連勝でJ1記録に並ぶホーム25戦無敗「ただ勝ちたい。それだけ」鬼木監督