中日対DeNA 試合前、トレーニングの合間に言葉を交わす松山(左)とマルテ(右)(撮影・森本幸一)

朝から熱い守護神争いだ。中日の抑え候補ジュニオル・マルテ投手(30=フィリーズ)と松山晋也投手(24)が1日、シート打撃に登板した。

今季本拠地バンテリンドーム初のオープン戦DeNA戦の全体練習前、午前9時30分のグラウンドは緊張感に包まれた。2人ともこれが今季初めての対打者の投球となる。

マルテはいきなり浜将乃介外野手(24)を直球で空振り三振。続く石川昂弥内野手(23)はバットが折れたような鈍い音で二ゴロ、その後も遊ゴロ、見逃し三振、中飛と打者5人に対し19球、無安打に抑えた。「久しぶりの打者相手で意外に思うように投げられた。強い球が投げられてよかった」と納得の表情。

続いてマウンドに上がった松山はシーズンさながらのほえながらの力投。先頭の鵜飼航丞外野手(25)を詰まった中飛に仕留めると三邪飛、右飛、二ゴロ、一ゴロとこちらも打者5人16球で無安打に抑えた。「よかった。万全です」とにっこり。

その後は2人でお互いの攻め方などを意見交換した。マルテは2月19日にチームに合流、松山はキャンプ中に上半身の張りで出遅れていたが、ここから開幕に向け2人を中心とした守護神争いが激化していく。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】朝から熱い守護神争い 抑え候補マルテ&松山晋也、シート打撃でともに無安打投球