オープン戦・ドジャース対エンゼルス 1回裏ドジャース無死、左越えにソロ本塁打を放つ大谷。投手は菊池(撮影・菅敏)

<オープン戦:ドジャース-エンゼルス>◇2月28日(日本時間3月1日)◇アリゾナ州グレンデール

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でオープン戦に初出場し、先頭打者アーチを放つなど、3打数1安打1本塁打を記録した。古巣エンゼルスの先発マウンドには花巻東(岩手)の先輩で、開幕投手を務める菊池雄星投手(33)が上がった。

第1打席はフルカウントから外角高め93・9マイル(約151キロ)の直球を流し打ち。打球は左翼方向に伸び、そのままスタンドに飛び込んだ。打球速度は107マイル(約172キロ)、飛距離385フィート(約117メートル)、打球角度は25度だった。昨年もオープン戦初打席で本塁打を放っており、2年連続の実戦初打席で初アーチを放った。

第2打席は2-4の2回2死、この回の先頭から再登板した菊池と対戦。カウント1-1から真ん中付近の81・3マイル(約131キロ)のカーブを打ち上げ、遊飛に倒れた。フルスイングした大谷は悔しさに声を上げた。

菊池との公式戦対戦成績は、23打数7安打3本塁打としている。

第3打席は5回無死で右腕シルセスと対戦。カウント2-2から、内角の96・3マイル(約155キロ)のツーシームにバットが空を切った。

7回2死の第4打席を迎える場面で代打が送られ、交代となった。

ドジャースへの移籍1年目となった昨季の大谷は、23年9月に受けた右肘手術の影響で打者に専念。54本塁打と59盗塁で史上初の「50-50」を達成した。自身初のポストシーズン(PS)では16試合で3本塁打を放ち、ワールドシリーズ(WS)を制した。11月にはWS第2戦で盗塁を試みた際に負傷した左肩を手術。今季中の投手復帰を目指し、2月15日(同16日)のキャンプで約5カ月ぶりのブルペンに入っている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平が菊池雄星から左翼席へ先頭打者アーチ 初のオープン戦は3打数1安打で結果を残す