【阪神】藤川監督キャンプ終了もまだ物語の途中「気付けばシーズン終わっていたとなれば」／一問一答

春季キャンプを総括する阪神藤川監督（撮影・前田充）

阪神藤川球児監督（44）が指揮官として初めて臨んだ沖縄春季キャンプを笑顔で総括した。「まだ振り返れないのが、正直なところですね。長いシーズンを見据えて準備しているその途中。『沖縄編』が終わったということで」。あくまでも、ペナントレースを戦う物語の途中だ。藤川監の一問一答は以下の通り。

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－思い描いていた1カ月を過ごせたか

「まだ途中ですね。スタッフの方とか沖縄、宜野座の方にはもちろん感謝はありますけど、これをつないでいくというところですから。気付けばシーズンが終わっていた、となればいいんじゃないですか」

－感情を揺れ動かさない

「アスリートですから。多少の物事では揺れ動かない精神状態を現役の時に心がけていたし、そうなった時が最も強いので。そういった選手が今の年齢層でしっかりいますから」

－野手のMVPは高寺

「これまで内野手だったんですけど、なかなか1軍という機会はなかったんですけどね。複数ポジションで外野も含めて非常にアグレッシブなプレーヤーになりそうで期待しています」

－投手のMVPは門別

「若いんですけど、力いっぱいのところから多少なりとも経験を積んで、脱力から力を入れるという次のステージに入ってきていますから、どんな形で次またオープン戦で見せてくれるか非常に楽しみですね」

－育成選手について、空いている4つの支配下枠を使いたいという気持ちは変わらない

「もちろんありますね。でも、それはきっかけをつかむだけですから。育成選手は引き上げてもうまくいかなかったケースは何度もある。戦う権利を得るだけなので、それを『たかが』と思うような選手が上がれるんじゃないですかね。『やっと』と思う選手はもしかしたらそこまでかもしれないですね」