丸刈りでDOCKに姿を見せた古巣復帰のDeNAバウアー(撮影・小早川宗一郎)

最強助っ人の帰還にDOCKが沸いた。2年ぶりに古巣復帰が決まったDeNAトレバー・バウアー投手(34)が来日翌日の28日、さっそく球団施設DOCKで始動した。午前9時36分、ジャクソンら助っ人陣と同じタクシーで到着。2年前は練習中も持参していたYouTube用の自撮りカメラはなし。丸刈り頭にパーカ姿で、荷物を引きながら見知った施設内に入っていった。

1軍の名古屋遠征に帯同しなかった強化組の練習前には、ナイン全員の前であいさつした。「見慣れた選手、新しくベイスターズに来た選手、皆さんにお会いできてとてもうれしいです。いろいろ質問などあれば答えたいと思っているので何でも聞いてください」と“先生役”を買って出た。ディアスとのキャッチボールではステップを意識しながら、約10分間、体を動かした。その後、室内でトレーニングし、到着から5時間後に帰宅した。

元サイ・ヤング右腕で知識が豊富な“バウアー先生”に選手たちも興味津々だ。育成の庄司は練習前にあいさつし、がっちり握手。ブルペン投球時には、練習を終えたバウアーに背後で見守られながら投げ込みを行った。「投げている最中、気付いたら後ろにいてびっくり。すごい投手なのでメカニクスとかいろいろ聞けたら」と目を輝かせた。23年に同僚だった入江は「(身体が)細くて、絞ってきたなと。引き出しがある選手なので、前回よりも、もっと聞いてみたい」と“指導”を心待ちにした。“バウアー効果”はDOCKの若手にも、もたらされそうだ。【小早川宗一郎】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】バウアー帰還にDOCK沸いた!練習前にあいさつ「何でも聞いて~」“先生役”も