J通算200試合目の節目でゴールを狙う清水北川

J1清水エスパルスFW北川航也(28)が自身のメモリアルマッチでチームを2試合ぶり白星に導く。明日2日のアウェー岡山戦でJリーグ通算200試合出場となる。清水ユースの2学年後輩で、今季岡山に加入したDF立田悠悟(26)とのマッチアップもモチベーションの1つ。頼れる主将が今季の開幕戦以来となる3試合ぶりの1発をねじ込む。

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積み上げてきた数字が大台に乗る。北川は15年にユースから昇格し、今年でプロ11年目を迎えた。Jリーグ通算200試合出場まで、あと「1」。2月28日は静岡市内で調整し「悔しいことや、うまくいかなかったことの方が多かったけれど、ここまでやってこれてよかった」と自身のキャリアを振り返った。

3季ぶりJ1の今季は開幕から3戦負けなし(2勝1分け)。苦しみながらもJ1復帰を成し遂げたJ2での2シーズンの積み上げが成果として表れている。「本質の走る部分とか、1対1では負けないところは全員意識できている」。昨季J1で2位だった広島との前節は互角以上の戦いで1-1のドロー。善戦して満足した選手もいなく「連戦だった広島に勝たなければいけなかった」と表情を引き締めた。

対する岡山はJ1昇格組の「同期」。DF立田との対戦は「一番楽しみ」と胸を躍らせた。清水ユースでは先輩後輩の関係。トップチームでは計3年半プレーした。プライベートでもかわいがっていた後輩とはプロ入り後初対戦で「ガツガツくると思うので、そこは負けない」と、先輩の威厳を示すつもりだ。

昨季は2戦2勝。敵地では1得点を挙げ「いいイメージはある」と自信を見せた。チームの勝利が最優先で「その力になりたい」。心待ちにしていたゲームと節目の一戦が重なった。舞台は「桃太郎」ゆかりの地・岡山。清水の頼れる主将が「主人公」となり、「鬼退治」を遂行して勝ち点3の「宝物」を持ち帰ってくる。【神谷亮磨】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【清水】FW北川航也が通算200試合メモリアル岡山戦で後輩DF立田悠悟「鬼退治」弾誓う