浦和スコルジャ監督(2025年2月15日撮影)

浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督(53)が28日、ホーム開幕戦となる柏レイソル戦(2日、埼スタ)に向け取材に応じ、ヴィッセル神戸との開幕戦で見せたプレーで、ホーム初勝利を誓った。

浦和は開幕からアウェー3連戦を戦い、1敗2分けで未勝利だ。ホーム開幕の柏戦のチケットは、総発券数が5万490枚(28日午後0時20分現在)で、5万人を超えるサポーターが駆けつけることが予想される。

指揮官は現状に「Jリーグのどのチームより難しいスタートを切っているのが我々」と受け止めた。敵地3連戦に加え、初戦の相手は昨季の王者の神戸だった。浦和は新戦力の前線が躍動し内容では相手を上回るも、引き分けに終わった。

第2節の京都サンガ戦、前節の湘南ベルマーレ戦では強度が高い相手に浦和は最後方からの攻撃の組み立てで苦戦し、神戸戦のようなプレーが出来なかった。

スコルジャ監督は「アウェーで非常に強度の高いチームと対戦した。その経験から、我々もさらに強度を上げないといけない教訓も得た」とし「我々は今までの結果に満足していない。次のホームゲームで選手は勝ちたい決意を持っているしモチベーションも高い」と強い白星への意欲を口にする。

次節の相手は柏。今季から、かつて浦和を指揮したリカルド・ロドリゲス監督が就任し、ボールを保持する攻撃スタイルで開幕から無敗を続ける。スコルジャ監督は「今季の柏は監督も代わって、やり方も変わった。新加入の選手もいて、この対戦を私も興味深く待っている」と話した。続けて「(柏は)ボールを持ったとき、焦れずにつなぐチームに変わっている。我々にとってハイプレスをかけにくい相手」としながらも「彼らにも弱点がある。そこを突きながら、相手がやりたいことではなく、我々のプレーが出せたら」とポイントを掲げる。

前節、欠場したMF渡辺凌磨、DF荻原拓也の復帰については「明日の練習を見てメディカルと相談して決める」としている。指揮官は「プレシーズンの準備期間、全員がハードワークをして非常に高いレベルのトレーニングが出来た。それを前面に出したいですし、神戸戦で見せたパフォーマンスの続きをお見せしたい」と誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】スコルジャ監督、観客5万人のホーム開幕戦へ「神戸戦で見せた続きを」と初勝利へ意欲