台北ドームでの練習を終え引き上げる日本ハム伊藤伊藤(撮影・永野高輔)

日本ハム伊藤大海投手(27)が27日、「台湾シリーズ」第2戦の中信戦(3月2日)登板に備え、会場の台湾・台北ドームで練習に臨んだ。マウンドを確認し、その後は外野でキャッチボール。「今までいろんな球場に行きましたけど、独特な雰囲気」。4万人を収容する大きなスタジアム。座席が白黒まだらになっているスタイリッシュな雰囲気を感じながら、自身の登板をイメージした。

昨年11月、右足首の負傷でプレミア12に出場した侍ジャパンを辞退した。台北ドームが会場の1つだった。「代表を辞退して来られなかったので、すごく楽しみにしていました。また日曜にここで投げられることをすごく楽しみにしています」と胸をふくらませた。

キャンプ中のライブBP登板が悪天候で中止となり、台湾での登マウンドが打者相手の初登板になる。2イニングを予定。「先発での立ち上がりという部分と、どれだけの出力でまず持っていけるかというところ。しっかり自分のボールを見極められるような、そんな登板にしたい」。指名されている4月1日の本拠地開幕ソフトバンク戦まで約1カ月あるが「(すぐ)開幕できるような、それぐらいの出力でいきたい」と気を引き締めた。

中学時代に北海道の選抜チームの遠征で訪れて以来の台湾。「投手陣で小籠包を食べに行こうかという話はしてます。ミヤ(宮西)さんと加藤(貴之)さんにごちそうになります」。オンとオフのメリハリをつけながら、投球に磨きをかける。【永野高輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】伊藤大海、中学以来の台湾「小籠包食べに行こうかと」台北ドームは「独特な雰囲気」