【オリックス】平野佳寿が新球ツーシームに手応え「ストライクが取れたし相手の反応も良かった」
<練習試合:オリックス-韓国ロッテ>◇27日◇宮崎市清武
オリックス平野佳寿投手(40)が進化した姿を披露した。27日、今春初の実戦となる韓国ロッテとの練習試合(宮崎市清武)で1回をわずか9球で3者凡退。軸に据えた新球ツーシームに十分な手応えを得た。
「ツーシームは一番練習してきた球。ストライクが取れたし、相手の反応も良かった」。最初の打者2人はカウント球に使い、最後は得意のフォークで連続三振を奪った。3人目は内角ツーシームで詰まらせ、二飛とした。
習得のために従来の直球(フォーシーム)をオフから封印中。「ブルペンでもキャッチボールでも1球も投げてない。でも真っすぐを捨てたわけじゃない」と明かした。現役時代からともにブルペンを支えた岸田監督も「結構曲がってましたね」と驚いた様子だ。
NPB通算250セーブにあと1と迫っている。昨年は故障にも泣いたが、今季もマチャドとともに守護神候補だ。「僕のポジションが決まってるわけじゃない。アピールしてチャンスをつかめるように。新しいことに挑戦しているので、楽しみな部分もある」と自らに期待した。【大池和幸】