久保建英は「プレーの正確性を欠いている時でも常にゴールチャンスを生み出す」地元紙が及第点
<スペイン国王杯:Rソシエダード0-1Rマドリード>◇26日(日本時間27日)◇準決勝第1戦◇レアレ・アリーナ
【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの地元紙がレアル・マドリード戦でフル出場した日本代表MF久保建英(23)について、「プレーの正確性を欠いている時でも、常にゴールチャンスを生み出す」と評して及第点をつけた。
Rソシエダードは26日にホームで行われた国王杯準決勝第1戦でレアル・マドリードと対戦するも、前半19分に決められたエンドリッキのスーパーゴールが決勝点となり、0-1で敗れた。
公式戦3試合連続で先発した久保は、4-3-3の右ウイングでフル出場。立ち上がりから積極的にプレーし、前後半の最初に1本ずつ角度のないところからシュートを放つが相手GKにセーブされ、惜しくもゴールを決めることはできなかった。
クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について、「プレーの正確性を欠いている時でも常にゴールチャンスを生み出す。開始直後に右足で放ったシュートがセーブされたのは残念だった。珍しく守備面で良い試合をしたフラン・ガルシアと対峙した。完璧なクロスを何度か入れたが、ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)の攻撃陣はうまく合わせられなかった」と評し、3点(最高5点)をつけた。
チームトップはレミーロで4点。続いて、アランブルとバレネチェアが久保と並ぶ3点。アイエン・ムニョス、スビメンディ、スチッチ、ブライス・メンデス、オヤルサバル、パブロ・マリン、ベッカーが2点、スベルディアとアゲルドがチームワーストの1点。エルストンドとハビ・ロペスは採点なしとなった。
Rソシエダードはこの後、中3日の来月2日にアウェーで行われるスペインリーグ第26節で首位バルセロナ、6日にホームで行われる欧州リーグ・決勝トーナメント1回戦第1戦でマンチェスター・ユナイテッドと、強豪との連戦が控えている。しかし久保は先週末のレガネス戦で5枚目のイエローカードをもらったことで、累積警告によりバルセロナ戦には出場できない。