この日加入が発表された神戸DF松田陸(撮影・永田淳)

<明治安田J1:神戸1-1京都>◇26日◇第3節◇ノエスタ

ヴィッセル神戸の新加入DF松田陸(33)が、京都サンガF.C.との試合で新天地デビューした。

プレシーズンから神戸に練習参加し、2月5日に加入が発表された右サイドバックは、前節の名古屋グランパス戦で初めてメンバー入りしたが、出場なし。スタメンに名を連ねたこの試合が、神戸での初出場となった。

「体の状態はめっちゃいいです」と話す通り、序盤からキレのある動き。前半6分に縦パスを通すと、自らも鋭い動きで前線に絡む。同21分には右サイドから中央にスプリントし、ペナルティーエリア内でボールを受けるプレーも。「ああいうところに入っていくのは監督にも求められているので」と流れに乗った動きで攻撃に変化。前半アディショナルタイムには持ち上がってからのクロスで、FW佐々木大樹(25)の惜しいヘディングシュートの場面も演出した。

昨季所属したガンバ大阪では負傷離脱する期間も多く、リーグ13試合出場にとどまったが、当時よりも状態が良いことを証明するパフォーマンスを披露。DF酒井高徳(33)やDF本多勇喜(34)らサイドバックに負傷者が続く中、貴重な戦力として名乗りを上げた。

J1で230試合目の出場を果たした経験豊富な右サイドバックは、ここからのさらなる貢献を約束。「自分の特長でもある攻撃の部分で、アシストという結果にはこだわってやっていかないとチームメートにもサポーターにも認められないと思う。しっかり結果を残していきたい」と力強く意気込んだ。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】新加入の右SB松田陸が初出場 多彩なキックと果敢な動きで攻撃にアクセント