神戸対京都 後半、ゴールを決め神戸扇原(左)と握手する神戸佐々木(撮影・石井愛子)

<明治安田J1:神戸1-1京都>◇26日◇第3節◇ノエスタ

リーグでの今季初勝利を懸けてぶつかった1戦は、ヴィッセル神戸がラストプレーで追い付いて1-1のドローに終わった。

昨季MVPのFW武藤嘉紀(32)がメンバー外となった神戸は、右サイドにFW佐々木大樹(25)、左にMF飯野七聖(28)を配してスタート。FW大迫勇也(34)が中央で厳しいマークを受ける中、サイドから攻撃を図るも、京都の圧力の前に効果的な攻撃を展開できず。厳しい戦いを強いられた。

逆に攻守が一体となった戦いを見せた京都サンガF.C.は前半13分、鋭い攻撃で先制に成功する。神戸のスローインミスからFWラファエル・エリアス(25)が中央を運び、最後は右で受けたFWマルコ・トゥーリオ(26)が右足でダイレクトシュート。これがネットを揺らして先手を取った京都は、その後も小気味良いつなぎから神戸守備陣のスペースを突く動きで惜しい場面を作った。

神戸は後半も効果的な戦いが見せられなかったものの、終盤は京都陣内に押し込む展開に持ち込んだ。後半アディショナルタイムに大迫が押し込んだゴールはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でオフサイド判定とされたが、最後の最後に1点をもぎとった。浮き球を大迫が頭で前線へ流すと、これに抜け出した佐々木が京都DFに追われながらも右足シュート。勝負強くゴール左に決めて、敗戦濃厚のチームを救った。

神戸は開幕から3連続ドローでリーグ初白星はならなかったが、執念の同点弾で貴重な勝ち点1を獲得した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】敗戦濃厚のラストプレーで佐々木大樹が同点ゴール 今季リーグ初勝利逃すも貴重な勝ち点1