【日本ハム】万波中正、フォーム改良で試行錯誤中も「戻すとか考えていない」殻破るため挑戦継続
快音は遠ざかっても、焦らずどっしり構えます。日本ハム万波中正外野手(24)が26日、沖縄・名護キャンプを打ち上げた。2月の実戦は11日の楽天戦で2安打を放って以降、沈黙。終盤は5試合に出場し8打数無安打に終わった。
米国自主トレから手首の使い方など打撃フォーム改良に取り組むも「まだまだ。思ったより形にならなかった」。それでも「結果が出ないのも面白くないですけど、難しいもんだっていうのを念頭に置いて取り組めてる。安易にフォームを戻すとか考えていない」と心境を口にした。
ブレずに突き進むのは、信念を持って取り組んでいるから。自主トレから使う犬の訓練用フライングディスクを名護にも持ち込み、ひたすらバットを振った。「やっぱ今トライしないと、もう良くて現状維持というか、横ばいの成績ぐらいしか難しいんじゃないかなと思って」。23年はタイトルにわずか1本届かない25本塁打を放つも、昨季は本塁打、打率、打点すべて数字を落とした。殻をぶち破るために挑戦を続ける。
経験豊富な松本剛、昨季ブレークした水谷に加え、五十幡、矢沢ら外野の争いは激しい。「僕以外全員打ってるような状況なので。すごいなと思いますし当然、結果出せないと試合に出られないと思ってる」。試行錯誤しながらも、開幕スタメンを手放すつもりはない。
この日は山崎、水谷らが女性ファッション誌「an・an」の表紙を飾ったことが話題となった。「an・anの有名モデルの皆さんに出会えて感無量です」と伊藤をイジった万波。表紙出演は逃したが、野球での主役は譲らない。