ソフトバンク対韓国ロッテ 4回裏ソフトバンク2死、井上は左越えに同点本塁打を放つ(撮影・岩下翔太)

<練習試合:ソフトバンク1-6韓国・ロッテジャイアンツ>◇26日◇宮崎アイビー

ソフトバンク小久保裕紀監督(53)は、厳しい表情で韓国ロッテに完敗した内容を振り返った。「(韓国ロッテの投手が)初見とかは言い訳にはならない。あと3試合が今のメンバーですよね。で、3月4日(のヤクルト戦)からS組というか主力が戻ってくる。野手の中では(捕手を除くと)多くて4人。少なくて3人しか(開幕メンバーに)入れないので。とてもそんな争いをしているようには見えんね。残念ながら」。

唯一の得点となった井上の本塁打についても手放して称賛することはなかった。「キャンプはあまり状態がよくないですね。ホームランは出たけど、あのボールしか打てないやろうという球。まあ、仕留めたのは立派やけどね」。散発4安打に抑えられた野手陣には、渋い表情を崩すことはなかった。

正捕手争いは別にして、野手陣の層は厚い。それだけに「開幕」入りを目指して選手間の強烈バトルを期待していたのだろう。3、4番に座った笹川、リチャードも外野にすら打球を飛ばすことなくノーヒット。「このメンバーで打席に立てるのはあと3試合ですよ。分かっているのならいいですけど…」。静かで怖いカミナリが続いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】小久保監督カツ!「争いしているようには見えん」開幕1軍へ「あと3試合ですよ」