【新潟】サッカースクールコーチが道路交通法違反で解雇 20年にも所属選手が酒気帯び運転
J1のアルビレックス新潟が26日、業務委託契約を結んでいたサッカースクールコーチ(以下、元コーチ)が、2月25日の午前1時頃に、酒気帯び運転として警察に検挙されたと公表した。クラブはこの事態を重く受け止め、元コーチとの業務委託契約を25日付で解除した。
新潟は20年に当時所属選手が酒気帯び運転におよんだ事案があり、コンプライアンス研修の実施や、社員および業務委託スタッフへのアルコールチェッカーの携行といった防止策や啓発活動を講じて来た。だが、再発を防止できなかった。
【経緯】
2月24日午後7頃より新潟市内の飲食店で飲酒を伴う会食に出席。同日午後11時30分頃に駐車場に停めていた自家用車に乗車し、仮眠。同25日午前1時頃に起床し、アルコール成分が体内に残ったまま自家用車を運転。駐車場敷地外に出たところ、警察官に呼び止められ、アルコールチェックをした結果、血中アルコール濃度が基準値を超えたため酒気帯び運転として検挙。
【元コーチの処分内容】
2月25日付で業務委託契約解除
【管理監督者への処分】(正式な処分は取締役会で決議)
株式会社アルビレックス新潟 代表取締役社長 中野幸夫氏が報酬3カ月の20%を自主返納
株式会社アルビレックス新潟 常務取締役 栗原康祐氏が報酬3カ月の20%を自主返納
中野社長 酒気帯び運転は、非常に危険であり、決して許されない行為です。弊クラブには、過去にも同様な事案があり、再三にわたり注意を促し、全スタッフを対象にコンプライアンス研修を行ってまいりました。そういったなか発生した今回の事案を重く受け止め、あらためて社内の啓発活動を強化し、再発防止に努めてまいります。日頃より多大なるご支援を賜るすべての関係者様に、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。