レアル・ソシエダードのイマノル・アルグアシル監督(2024年5月撮影)

レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(53)が大一番を目前に控え、「おそらく現時点で世界最高のチームと対戦する」と印象を語った。

久保建英が所属するRソシエダードは、26日に行われる国王杯準決勝第1戦でレアル・マドリードをホームに迎える。この一戦の前日、アルグアシル監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。

アルグアシル監督はまず、国王杯でベスト4入りを果たしたことについて、「スペインリーグのビッグ3と我々、つまりビッグ4で準決勝に進出できたので嬉しいよ(笑)。我々はホームでサポーターとともに、おそらく現時点で世界最高のチームと対戦する。Rマドリードは私が大いに尊敬している偉大な監督を擁し、実力を証明している。サポーターの前で開始される非常にパワフルな準決勝だ。うまくやるという強い意欲を持っている」と意気込みを語った。

強敵との連戦を控えていることについては、「あのようなビッグクラブと連続して対戦することなど滅多にないので、私は選手たちにこれはクラブにとって歴史的な瞬間だと伝えたよ。国王杯準決勝でRマドリード相手に有観客で行われる決勝進出を目指し(※19-20年シーズンに進出した決勝は新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催)、その後、スペインリーグでバルセロナ、欧州リーグでマンチェスター・ユナイテッド、スペインリーグでセビリア、そして再びマンチェスター・ユナイテッドと対戦する」と欧州屈指のクラブと戦うことを楽しみにしていた。

けが人については「ルカ(スチッチ)は完治しているし、試合に出る準備はできている。今日は大事を取って練習に参加させなかったナイフ(アゲルド)も明日はプレーできると言っていた」と説明。一方、週末のレガネス戦で活躍したザハリャンについては、「以前の怪我から回復するために尽力していたので、彼にとってもチームにとっても残念だ」と欠場を明らかにした。

また、アルグアシル監督は決勝進出に向け、Rマドリード有利かという質問を受け、「あなたはどう思う? 私が言えるのは、我々が彼らに勝つのは今回が初めてではないこと、そして彼らが世界最高のチームであり、世界最高の監督を擁していること、彼らが良い1日を過ごせば、我々が負けるのは普通であることを理解した上で、この対戦に臨まなければならないということだ」と返答した。

続いて、Rマドリードがローテーションを行うと思うかという問いに対して、「全員が素晴らしいので、アンチェロッティがどの11人を起用したとしても、彼らはスーパーチームだと思う。そのためRマドリードは近年、世界最高のチームとして語られているのだ」とスタメン変更が大きく影響しないことを強調した。

勝利の鍵については、「全力を尽くす必要がある。あのようにレベルの高いチームに対して、常に前線からプレスをかけてはダメだ。時に我々は団結し、後退せざるを得なくなるだろう。また、Rマドリードはセットプレーがとても強く、あらゆる面で優れており、後ろに引いたチームやプレスをかけるチーム相手にチャンスを作り出すことができる。それが彼らが試合に勝つ理由だ。もし1分でも気を抜いてしまえば仕留められてしまうので、非常にうまく戦う必要がある」と分析した。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 Rマドリード戦にアルグアシル監督「おそらく現時点で世界最高のチーム」「パワフルな準決勝だ」