三笘薫4試合連続ゴール逃す…右足ボレーはゴールポスト直撃 フル出場でブライトン3連勝に貢献
<プレミアリーグ:ブライトン2-1ボーンマス>◇25日◇第27節◇ボーンマス
ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)の公式戦4試合連続ゴールはならなかった。ホームのボーンマス戦にフル出場。2度の決定機を迎えたが、紙一重のところで決められなかった。
直近7試合で5得点と当たりに当たっている三笘だが、この日は運にも見放された。まず前半9分にMFゴメスのスルーパスに相手選手と競り合い、倒れ込みながら右足ワンタッチシュート。転がったボールはゴールわずか右へと外れた。
そして前半37分にはDFランプティの鋭いクロスボールに対し、右足ボレーで合わせた。しかしボールは右ポストを直撃して跳ね返った。10センチ内側ならゴールインという惜しまれる場面だった。
後半はボーンマスに押し込まれる時間が増え、三笘自身に決定機はなかった。その分チームプレーに徹し、守備に走り、攻守が切り替われば最前線まで走った。
試合は前半12分にFWジョアン・ペドロが自ら得たPKを決めて先制した。
しかし後半16分、ボーンマスFWクライファートに左からのカットインから強烈なミドルシュートを決められた。オランダ代表のエースFWとして活躍したパトリック・クライファートを父に持つ男。190センチを超える長身だった父とは異なり、171センチの小柄なドリブラーに存在感を見せつけられた。
同点とされ危ない場面が多かったブライトンだが、後半30分に途中出場したFWウェルベックがMFリュテルのパスから絶妙な左足シュートでゴールに流し込み勝ち越しに成功。終盤はGKフェルブルッヘンがゴール前に立ちふさがり、2-1のスコアで逃げ切った。
チーム一体となって戦ったブライトンは、リーグ戦3連勝を飾った。