本田圭佑(2020年3月15日撮影)

サッカー日本代表で3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑が、投資家として新たなサッカー大会の開催をぶち上げた。25日に、Xに次のように投稿した。

「デカコーンを目指しているスタートアップ向けにイベントをやります。午前サッカー大会(4v4)と夜にネットワーキングです。参加申込みをお待ちしてます。#デカコーンカップ#3月27日#僕もメンバーを募って出場します#出場枠に限りがあるのでご了承ください」

デカコーンとは、企業価値100億ドル(約1兆5500億円)超の非上場企業のこと。本田が日本から生み出す手助けをしたいと、必死に活動している。このどでかい企業を生み出すため、本田もプレーするサッカー大会から、ひとつの大きなきっかけを創出する。

なお、ルールは、本田が考案した少年サッカーの全国大会「4v4」、つまり4人制。トーナメント方式で試合時間は10分、参加は招待制の32チーム。各チーム10名まで選手登録可能で交代自由となっている。

すぐに反応があったようで、本田は続けて「応募が沢山集まってきてます。(選考がございますので、ご参加いただけない場合もご了承ください)」と投稿した。

発表資料には「本田圭佑が率いるベンチャーキャピタルX&KSK、完全招待制スタートアップ交流イベント「Decacorn Cup」の開催を決定」とあり、本田の次のようなコメントもある。

「リアルな交流とは何か?これまで参加してきた様々なビジネスイベントや開催してきたビジネスイベントは正直大して面白くなかった。学びはネットからでも学べる。交流はイベントに参加しないとできない。とはいえ、つまらないイベントが多すぎるし、リゾート地とかでやってるイベントは行きたいけど、遠い。

そこで今回、楽しくて近い、イベントをスタートアップ向けに開催しようと思う。上を目指すスタートアップだけが参加できるサッカー(4v4)大会、名づけて『デカコーンカップ』。 今回はサッカー(4v4)だけど、将来的には違うスポーツやアクティビティにも挑戦したいと考えている。スタートアップだけでなく、国内外の投資家を含めた、すべての参加者が心から楽しくなるようなイベント(交流の場)にできたらと考えている」

◆本田が立ち上げたファンド「X&KSK」は1月4日に、153億円の資金調達を完了したと発表した。発表資料には「当初は150億円を目標としておりましたが、需要が予想を上回り、株式会社三井住友銀行、SBIグループ(SBIホールディングス株式会社及び株式会社SBI新生銀行)、GMOインターネットグループ株式会社、東急不動産株式会社をはじめ、金融機関・事業会社、さらには国内外の個人投資家の皆様より約153億円の資金調達を実施いたしました」とある。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 本田圭佑が新たなサッカー大会開催 スタートアップ向けの「デカコーン・カップ」本田も出場予定