ドジャース春季キャンプ キャッチボールでスプリットを投じるドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース大谷翔平投手(30)がスプリットの感覚と精度を確認し、リハビリの段階を上げた。

24日(日本時間25日)、壁当てでのウオーミングアップ、フィールド上でのキャッチボール後に約15分間、ノーワインドアップとセットポジションからの動作を繰り返した。球速などの数値を計測する担当トレーナーを背後に、決め球の1つでもあるスプリットを投じた。

今キャンプは3度のブルペン入りで調整。これまではフォーシームに加え、パワーシンカー系ツーシームやカットボールを交えた。翌25日には再度ブルペン入りする見込みで、その前段階として平地の投球練習でスプリットの精度を確認したものとみられる。

ロバーツ監督は投手大谷について、東京での開幕戦(3月18、19日)前には打者相手の投球練習を開始する見通しを示している。着実にステップアップする一方、この日のキャッチボールでは引っかけたり、すっぽ抜けの暴投もあり、左足の着地と指先のリリースでタイミングにズレがあった。

打者としては、早ければ28日(同3月1日)の古巣エンゼルスとのオープン戦で今季初の実戦出場が見込まれる。投手復帰が期待されるのは5月前後。徐々にギアを上げ、二刀流復活に向けて調整を行っている。(グレンデール=斎藤庸裕)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、決め球の1つスプリット確認 東京開幕戦前に打者相手の投球練習開始見通し