熊本との練習試合でヘディングゴールを決める札幌出間(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌は24日、キャンプ地の熊本・大津町運動公園でロアッソ熊本と練習試合(45分×2)を行い、3-1で逆転勝ちした。1本目開始30秒で先制を許して0-1。2本目は19分にFW出間思努(19)がFWジョルディ・サンチェス(30)からの左クロスを頭で合わせて同点。32分にサンチェスがGKとの1対1を制して勝ち越し、39分にMF原康介(19)が3点目を追加した。

前日23日にJ2リーグ戦で対戦した相手。お互いにメンバーは違えど、札幌がリベンジした。熊本戦で後半途中出場し、リーグ戦デビューした出間は、1本目と2本目26分までの71分間プレー。「負けてる状態だったので、自分が点を決めたいって気持ちが一番大きくて。あそこジョルディが何か入れるだろうなと思って、いいタイミングで入れた」と笑顔を見せた。

ハーフタイムは選手同士で意見を交換する熱心なミーティングが行われた。相手選手がすでにピッチ上で2本目開始の準備が完了していても、ギリギリまで話し合ってから臨んで修正した。

チームはリーグ戦で16日大分戦で0-2、先発を6人入れ替えて臨んだ23日熊本戦では0-3と、開幕から2試合連続完封負けと苦しんでいる。次節3月2日のアウェー・レノファ山口戦に向けて、この日の練習試合に出場した選手にとってアピールの場だった。出間は「スタメンを狙って今週いっぱい頑張りたい」と燃えていた。【保坂果那】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【札幌】前日0―3で敗れた熊本との練習試合で逆転勝ち 同点弾の出間思努「スタメンを狙って」