ドジャースの先発右腕メイが恐怖の大病経験から帰還し先発で1回無失点と好投「僕は生きている」
<オープン戦:ドジャースカブス8-3パドレス>◇23日(日本時間24日)◇アリゾナ州キャメルバックランチ
ドジャースが今オープン戦で初勝利し、先発右腕ダスティン・メイ(27)が恐怖の大病経験から復帰して先発し、1回を1安打無失点と好投した。メジャーの試合で投げるのは648日ぶりだった。
2016年ドラフト3巡目でドジャースに入団し今季がメジャー6年目のメイは、トミー・ジョン呪術からのリハビリ中だった昨年7月、妻や友人と外食に出かけた際、突発性の食道破裂を発症。MLB公式サイトによると、レストランでサラダを食べているときに喉に引っかかり、流し込もうと水を飲んだ瞬間に、体中が爆発したような感覚になったという。救急搬送されてすぐに手術を受けることになり、徹夜の長時間手術が終了したのが朝7時だった。
1回を1安打無失点、1奪三振と好投し、マウンドを降りてベンチに戻ると、同僚がハイタッチで迎えてくれ、2年振りのマウンド復帰は感激の瞬間になった。球速は95マイル(約153キロ)を計測した。
メイは「戻ってこれただけで最高の気分。本当に苦しかった。でも僕は生きている。ここにいられてうれしい。新しい空気を吸って、新たな始まりのような気持ちだ」と話した。