スーパーゴール39歳モドリッチの来季残留希望「サッカー界への贈り物」とアンチェロッティ監督
スペイン1部レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がジローナ戦でスーパーゴールを決めたMFモドリッチ(39)について、「サッカー界への贈り物。自分が望むまで続けるべき」と来季残留を希望した。
Rマドリードは23日にホームで行われたスペインリーグ第25節でジローナと対戦した。堅固な守備に苦しめられる中、前半41分にCKがクリアされたボールを、ペナルティーエリア外で待ち構えたモドリッチが胸で落として右足を力強く振り抜き、チームに待望の先制点をもたらした。さらに後半38分にエムバペのアシストからビニシウスが試合を決める追加点を記録した。
Rマドリードはそのまま2-0で勝利し、リーグ戦4試合ぶりに勝ち点3を獲得して2位の座をキープした。この試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
アンチェロッティはその際、Rマドリードとの契約が今年6月30日で満了する39歳のモドリッチに、来季も残留してほしいかという質問を受け、「モドリッチはサッカー界への贈り物。自分が望む限り続けるべきだ。彼は何でもとてもうまくやれる。我々は一時代を築いたレジェンドが一緒にいてくれるという幸運に恵まれた。サッカー界は彼の真摯(しんし)な姿勢、クオリティーの高さ、プロ意識という贈り物を得ることができた」と大絶賛した。
さらに、モドリッチがRマドリード史上初めて40歳でプレーする選手になれるかと聞かれ、「私にはもう1人、(元イタリア代表DF)マルディーニという40歳の選手がいた。2人はサッカー選手としてどうあるべきかという点で比較することができる。彼らは本当に素晴らしい例だ。40歳に到達したのは偶然ではない。遺伝子は重要だが、献身性や姿勢なども重要だ」と返答した。
また、アンチェロッティ監督はジローナ戦のハーフタイムに前線の配置を変えた理由について、「前半はロドリゴを左サイド、ブラヒムを右サイドで起用し、後半はビニシウスを左サイド、ブラヒムをライン間に置いた。ビニシウスはとても危険な存在だった。ロドリゴは左サイドの方が優れているが、右サイドでも左サイドと同じようにダメージを与えることができる」と説明した。(高橋智行通信員)