板倉滉(2024年9月撮影)

<ブンデスリーガ:ボルシアMG0-3アウクスブルク>◇22日◇第23節◇ボルシア・パルク

【メンヘングラードバッハ22日=佐藤成】日本代表DF板倉滉(28)の所属するボルシアMGは前半途中にGKが退場し、ホームでアウクスブルクに0-3で敗れた。板倉はフル出場した。FW福田師王(20)は出場しなかった。

序盤はホームのボルシアがペースを握った。サポーターの後押しもあり、ボールを保持してチャンスを生み出した。しかし前半28分にGKオムリンがペナルティーエリア外まで飛び出して相手を倒してしまい、一発レッドカード。残りの62分間を10人で戦うことを強いられた。板倉は「さすがにあの時間帯で1人少なくなるのはやっぱ難しくはなるなという感じです」と淡々と振り返った。

4-4-1のブロックを敷いて対抗し、前半は0-0で乗り切った。しかし後半10分に先制を許すと、同16分、25分にも失点を重ねた。板倉は右のセンターバックとして先発し、1人少ない中でも安定感あるプレーを披露。1人少なくなってからは「うまく時間使いながらやるしかなかった」とカウンターやセットプレーで一撃を狙う戦い方にシフトしたが、思い通りにはいかなかった。

試合前までチームは4戦負けなしと調子を上げており、上位進出のチャンスもあったが、退場者が最後まで響き、完敗。それでも「もう切り替えるしかないと思いますし、シーズン通していたらこういう試合もあると思うので」と前を向く。次は3月1日に敵地でハイデンハイムと対戦。「次勝てるように頑張ります」と自らに言い聞かせるように語った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ボルシアMG板倉滉「切り替えて、次」前半にGK退場でアウクスブルクに0-3完敗