南野拓実が公式戦3戦連発、左足ワンタッチで仕留める モナコ敗戦も「CLに再び出場するため」
<フランスリーグ:リール2-1モナコ>◇22日◇第23節◇デカトロン・アリーナ
モナコのMF南野拓実(30)が、アウェーのリール戦で公式戦3試合連続ゴールを決めた。0-2の前半46分、ペナルティーエリア内で味方のヒールパスに素早く反応し、左足ワンタッチで仕留めた。
リーグ戦では2試合連続の今季3点目。公式戦では欧州チャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦を含め3試合連続の6点目となった。負けている状況だったため、自らボールを拾ってセンターサークルに戻った。
その後も同点ゴールを狙ってフル出場したが、そのまま1-2で敗戦。上位を争うリールとの直接対決に敗れて勝ち点40のまま、5位に順位を下げた。リールは同41として来季のCL出場圏内となる3位に浮上した。
ヒュッター監督は「CLに再び出場するためには、できるだけ多くの勝ち点を獲得できるように全力を尽くさなければならない。クラブにとっては重要なこと。今日は厳しい敗戦となったが、我々はあきらめない」とコメントした。
18日のCLでは決勝トーナメント進出を懸けたプレーオフ第2戦でベンフィカと対戦し、南野は0-1の前半32分にゴールを挙げた。CL通算5ゴールとし、日本選手の最多記録を更新。だが、打ち合いの末に3-3で引き分け、2戦合計3-4で敗退した。
自身にとって3季ぶりのCLは9試合に出場して3得点1アシストに終わったが、「毎シーズン、このレベルで戦いたい」とし、得点記録についても「もちろん、1つでも伸ばしたい」と話していた。
今季のフランスリーグはパリ・サンジェルマンが無敗で首位を独走。モナコはCL出場権獲得を目指し、マルセイユ、リール、ニースなどと緊張感のある戦いが続く。