東京対町田 敗戦し引き揚げる東京の選手たち(撮影・鈴木正人)

<明治安田J1:FC東京0-1町田>◇22日◇第2節◇味スタ

FC東京が一瞬のスキをつかれ、敗北を喫した。

町田のロングボールや縦に速い攻撃に対応し、ピンチはないまま試合は進んだ。

0-0で終わりそうな展開だったが、後半37分の失点場面。自陣右サイドでマイボールを奪われたことが発端。プレスがかからず、細かく繋がれ、町田DF中山雄太からピンポイントのクロスボールを送り込まれ、FW西村拓真に決勝点を奪われた。局面を崩された訳でなく、クオリティーの高い中山、西村という個によってゴールを奪われた。

その後にもう1本、クロスからFW藤尾翔太にヘディングシュートを打たれてヒヤリとする場面はあったが、90分通して危ない場面はこの2つだけ。DFリーダーの森重真人は「それ以外は問題なかったです。守備で破綻はなかった」。被シュートはわずか5本だっただけに、悔しさをかみしめた。

開幕戦では横浜FCにこの日とは逆に1-0で勝利。まだ攻撃面に課題を残す中、森重は「前半からストレスなくできたけど、ビルドアップは問題なかったが、1個前に持っていったところでのスピードアップとか、アイデアだったり、もうちょっと改善の余地がある。押し込むところまではうまくいっているので、あとは嫌がるプレーを増やしていければ。安パイに下げて、下げてというプレーがあった。もっと怖いプレー、ゴール前のプレーを選択していけたら良かった」と反省した。

次は中3日で26日は名古屋グランパスと味スタで対戦する。「継続してやっていくしかない。少しずつ良くなっているというのは感じているので、一瞬のスキと、そこを突破されないように継続してやっていければいいなと思います」と言って、気持ちを引き締めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【FC東京】町田に一瞬のスキ突かれた…森重「破綻なかった」被シュート5本に抑えながらも敗北