【オリックス】オンラインカジノ利用の山岡泰輔活動自粛受け選手・関係者へ注意喚起
オリックス山岡泰輔投手(29)が過去にオンラインカジノを利用し、活動自粛となったことを受けて22日、湊通夫球団社長(62)が報道陣の取材に対応した。ソフトバンクとのオープン戦(宮崎アイビー)終了後に球場内で説明。再発防止へ、違法性をさらに周知徹底する考えを示した。
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山岡のオンラインカジノ利用と、当面の活動自粛が発表されてから一夜明け。湊社長は「残念だなという気持ちです」と率直な思いを語った。練習前には久保充広管理部長らが選手や関係者へ、改めて注意喚起した。
球団は再発防止に徹する。以前から、大阪府警から講師を招く形での研修を不定期で行い、15年からは毎年11月に実施(コロナ禍を除く)。契約更改時にも16年からコンプライアンス違反に関わる事案について文書で提示してきた。これには「賭博行為の禁止、闇カジノなどと呼ばれるような店、疑われる場所には出入りしないなどの内容が含まれています」としたが、「オンラインカジノ」の表記はなかったという。
「当然(違法カジノなどを)やってはダメだと徹底させている。でもやっぱり(講習などの)頻度を高めて認識させていかなきゃいけない。周知させていくことは我々の仕事でもあると、非常に思っております」
前日21日夜には後藤俊一広報宣伝部長が緊急会見。山岡が過去にオンライン上で、海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していたことが発表された。利用した時期や経緯、使用金額などの詳細は「警察に相談中の事案」としてこの日も明かさず、正式な処分はまだ決まっていない。また、球団内で他の選手やコーチ、スタッフらの関与は現時点ではないとしている。