Sランス12戦未勝利に…早々に退場者出し伊東、中村、関根奮闘もレンヌに敗北 古橋は出番なし
<フランスリーグ:レンヌ1-0Sランス>◇21日(日本時間22日)◇第24節◇レンヌ
スタッド・ランスがアウェーでレンヌに0-1と敗れ、リーグ戦12試合勝ち星なしとなった。日本代表トリオ、FW伊東純也、FW中村敬斗、DF関根大輝がアウェーのレンヌ戦にそろって先発出場したが、序盤に2つの不運が重なり、見せ場を作れなかった。。
立ち上がりSランスが優位に試合を進めていた中、最初のアクシデントが起こった。前半5分、浮き球に遅れて飛び込んだDFキプレの足裏が相手選手の腹に入った。アフタータックルで一発退場となった。
すると前半8分、相手の強烈なシュートがMFコネの手に当たった。腕を後方に組んでブロックしに入っていたが、VARチェックでPK判定となった。これをレンヌのカリムエンドに決められ、早々に1点を奪われた。
数的不利となったSランスは4-3-3から4-4-1にシステムチェンジ。右の伊東、左の中村が2列目からチャンスを演出しようとしたが、相手にボールを握られ思うような形に持ち込めなかった。右サイドバックの関根は2人を見るような形になりながらも、絶妙な立ち位置で対応。守りを固め追加点を与えなかった。
後半14分には右サイドで伊東からオーバーラップした関根につなぎ、さらに中村へ折り返し。受けた中村は鋭い切り返しで相手を外し、右足シュートした。しかしゴール前を固める相手ブロックの前に阻まれ、枠の外に転がった。
後半27分には関根が右の伊東へパスを付け、そこからクロスボールが入ると中村が胸トラップから落としたボールを右足ハーフボレーのシュート。鋭い弾道となったボールはわずかにゴール右に外れた。
数的不利の中、日本代表トリオが攻撃の形を2つ作った。伊東は後半28分までプレーし、中村と関根はフル出場した。
試合は途中出場のFWイブラヒムがイエロー2枚で後半44分に退場し、Sランスは最後は9人となる惨状だった。順位は暫定14位となっている。
また、レンヌのFW古橋亨梧はベンチ入りしたが出番はなかった。