フライブルク堂安律2得点!キャリア最多8点目に「スペシャルフライデー」無失点4連勝で4位浮上
<ブンデスリーガ:フライブルク5-0ブレーメン>◇21日(日本時間22日)◇第23節◇フライブルク
フライブルクの日本代表MF堂安律(26)がホームのブレーメン戦で2ゴールを挙げ、5-0の勝利に貢献した。今季得点数を8に伸ばし、自身ブンデスリーガでのキャリアハイとなった。
右MFでフル出場した堂安は、3-0で迎えた後半31分に相手DF間のパスを鋭いダッシュでボールカット。FWディンクチに預けてゴール前で再び受け直し、左足の地をはう強シュートをゴール右隅に決めた。
さらに追加タイムの後半47分、左からFWホラーが入れたボールに走り込み、右足ワンタッチシュート。GKの右手をはじき、ゴールインとなった。
堂安はチーム3点目の場面でも起点となった。ヘディングパスでホラーにつなぎ、そのクロスボールからMFグリフォが得点を挙げている。
フライブルクは20-21年シーズン以来の4連勝。加えてすべて無失点となればクラブ史上初の快挙だった。順位も暫定ながら4位に浮上した。
試合後のヒーローインタビューを受けた堂安は、流ちょうな英語で回答した。
自身のシーズン最多得点を問われると「チームが勝ったし、自分自身もキャリアハイとなったことをうれしく思う。スペシャル・フライデーになった。いい結果が出たことがハッピーだし、何より勝つことが重要だった。次の試合に向けて気持ちを切り替えて、いい準備をしたい」。また、4連勝とチームが勢いを付けていることの理由には「シュートブロックができているし、ディフェンスが強くなった」などとコメントした。
言葉の通り、堂安も献身的なプレーが光る。攻守に渡って走る。チーム4点目のボールカットしかり、攻守が切り替われば、ゴール前まで一気に走る。このプレーは3-4-2-1システムの日本代表でも実践していることで、昨年から取り組んでいるウイングバックとしての存在感を際立たせている。
ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選も佳境に入る来月。次のバーレーン戦(3月20日、埼玉スタジアム)に勝てばW杯切符をつかむ中、堂安は着実に自身のレベルアップに成功している。