NPBが各球団に要請「自主的に名乗り出るように」山岡泰輔コンプライアンス違反疑い問題
オリックス山岡泰輔投手(29)がコンプライアンス違反の疑いがあることが判明したことを受け、日本野球機構(NPB)が21日、声明を発表した。オリックスは、過去に山岡が海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を把握。この日、大阪市内で警察に対し今回の事案に関する相談を行い、当面の間、プロ野球選手としての活動を自粛を発表した。
このことを受けNPBが発表した声明は以下の通り。
◇ ◇ ◇
オリックス野球クラブ株式会社から本日発表がありましたとおり、当組織に同球団所属選手に関するオンラインカジノ利用の情報が寄せられたことから、当組織としては今月17日、同球団に徹底した調査をするよう要請いたしました。
同球団からは同18日夜、当該選手のオンラインカジノ利用に関する第一報がありました。当組織としては、同球団の報告内容を精査したうえで、同20日、当組織の顧問弁護士が直接、当該選手をヒアリングした結果、当該選手のオンラインカジノの利用の事実を確認いたしました。当該選手は、オンラインカジノについて違法だとは思っていなかったとのことです。また当該選手が利用したオンラインカジノは、野球を含むスポーツを対象にしたものではありませんでした。
当組織としましては、他の競技の元五輪代表選手や芸能事務所の所属タレントの問題が報道されている昨今の状況も踏まえ、同20日、同球団も含むプロ野球全12球団に対して、所属選手及び監督・コーチ、スタッフなど関係者にオンラインカジノの利用は違法行為にあたることを各球団内で改めて周知徹底するよう求めたほか、当該関係者に向け、過去にオンラインカジノを利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう呼びかけることを要請しました。
全12球団は現在、この要請をもとに、球団関係者に自主的に名乗り出るよう呼びかけているところです。この呼びかけに関する結果については、全球団からの報告がまとまり次第、当組織、及び各球団において適切に対応してまいります。