ブルペンで打席に立つ阪神近本(撮影・上山淳一)

阪神不動のリードオフマン近本光司外野手(30)が、満を持して25年初の対外試合に臨む。22日のオープン戦楽天戦(金武)に「1番中堅」での出場が濃厚だ。実戦でのチェックポイントについては「バッティングの中でタイミングが一番大事なので、まずはそこを合わせないといけない」と表情を引き締めた。

この日は悪天候のため、室内練習場で黙々とバットを振り込んだ。さらにバットを持ってブルペンへと向かい、ドラフト1位伊原が投球練習中の打席に立ち、スピードボールに目を慣らした。初めて打席で体感したルーキー左腕の印象については「伊原のために言わないでおこうかなと思います。あえて」と笑顔でかわした。

今春初実戦となった8日の紅白戦では1打席目で一塁手強襲の内野安打を放ち、早速二盗を決めるなど“らしさ”全開で好発進。藤川新監督からも「1番」での起用を明言されている。昨年12月の契約更改時に「新しい監督と一緒にまず1つ勝って、最終的に優勝できるように頑張りたいです」と意気込むなど、気合十分のプロ7年目シーズン。まずは午後1時開始の敵地戦で、オープン戦開幕のプレーボール打席に立つ。【古財稜明】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】近本光司「新しい監督とまず1勝…最終的に優勝」22日楽天戦で初対外試合「1番・中堅」