ヤクルト対中日 6回裏中日2死、右中間ソロ本塁打を放つ石川昂(撮影・河田真司)

<練習試合:ヤクルト0-2中日>◇20日◇浦添

オレが井上ドラゴンズの4番を打つ! 中日石川昂弥内野手(23)が練習試合ヤクルト戦(浦添)に「4番一塁」で出場し、先制二塁打とソロの2安打2打点でチームを勝利に導いた。

1点リードの6回、ヤクルト鈴木康の初球、外角高めスライダーを捉えた打球は右中間最深部の芝生席へ飛び込んだ。「バットに体が巻き付いて、うまく打てた」。初回2死一塁でも左翼へ先制適時二塁打を放った。対外試合は3戦連続安打で4試合16打数5安打2打点。紅白戦も合わせると19打数7安打の打率3割6分8厘、2本塁打、6打点。すべてスタメン4番で試合に出続けている。

「自分が4番を打つんだ、という強い気持ちで結果を出すためにやっている。そこを打てるようになればチームも強くなってくる」と、4番への思いは強い。井上監督は「今年1年どういう意識を持って彼がやってくれるかは、ドラゴンズにとってカギとなる。バチバチくれば」と、実績ある中田、細川らと4番を競わせる。23年は石川昂が4番を85試合任されたが、昨季はわずか12試合に終わった。このキャンプでは新任の松中打撃統括コーチのもとで、振り込んできた。19年ドラフト1位がいよいよ覚醒しようとしている。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】石川昂弥「自分が4番」ソロ&二塁打で2打点、ヤクルトと練習試合