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アジアサッカー連盟(AFC)は19日、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に参加していた山東泰山(中国)が、大会規則の第5条2項により、大会から途中撤退すると発表した。

山東は19日に蔚山HD(韓国)とのアウェー戦を戦う予定だったが、同試合を棄権する意向を示したとされている。1次リーグ7戦までに勝ち点10を挙げていた山東は、12チーム中8位以上が進出するラウンド16の出場権を得られる可能性もあったが、ここで大会から姿を消すことになった。

AFCはこの件について、今後関連委員会にかけられ、最終決定が下される予定としているが、大会規定通りであれば、日本勢の順位にも影響することになる。

大会規則第5条6項には「競技開始後に競技から撤退する参加クラブは、そのすべての試合がキャンセルされ、無効とみなされる。これらの試合のポイントおよびゴールは、第8条3項に従い、リーグの最終順位を決定する際に考慮されない」とされており、大会からの撤退は当該チームとの対戦記録が無効となる。これにより山東に勝利していたヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、浦項スティーラーズ(韓国)から勝ち点3、引き分けた横浜F・マリノスから勝ち点1がマイナスされ、他の対戦クラブも得失点記録が無効とされることに。第7戦の結果で4位以上を決めていたはずの神戸は、まさかの5位通過となり、ラウンド16の第1戦をホーム、第2戦をアウェーで戦う可能性が出てきた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】山東泰山が最終戦棄権で大会から撤退 4位以上を決めていた神戸がまさかの5位転落も