【西武】西口文也監督は送りバントについて「やりますよ」と即答 理想とする2番打者像にも言及
西武の西口文也監督(52)が19日、南郷キャンプ第4クールを終え、報道陣に対応した。
この日はケース打撃を行った。バントや進塁打、エンドランなど多様な作戦を展開。成功も失敗もあり、若手たちが多くを学んだ。
1番打者が出塁したとして、2番打者のあり方が変容してきている昨今の野球界。「2番最強説」というものもある。
その中で西口監督は送りバントについてどう考えるか。問いかけると「やりますよ、もちろん」と迷わず回答。「2番打者とかじゃなく、誰でも点数を取りに行くためには、やるケースがあればやっていきますよ」とした。
昨季のシーズン91敗の主因は得点力不足だ。「去年のことを見ていても、野手のやりくりはちょっと難しい。去年はやりくりしようとしてもみんな結果が出なかったから」とする。リーグ上位とされる投手陣を生かすために、何とか相手より1点でも多く。きめ細かな野球を想定する。
なお「2番最強説」については「どうだろうね、最強…良いバッターがそんなにいるんだったら、それはそれでいいかもしれない」としながら「今のうちのチームを考えれば、何でもできる、自分で出塁もできて、小技もできて。いろんなことができるバッターが理想かな」とコメント。想定する個人名については「言わないよ」と笑った。
17日の紅白戦では滝沢夏央内野手(21)と児玉亮涼内野手(26)が、18日の紅白戦では滝沢と仲田慶介内野手(25)が、それぞれ2番に入っている。二塁手争いを制した選手がペナントでも2番に入る可能性がありそうだ。【金子真仁】