【浦和】4月に30歳迎えるMF関根貴大が主将の自覚 歴代主将に「少しでも近づきたい」
右サイドバックでプレーする浦和レッズのMF関根貴大(29)が、主将の自覚を示した。ヴィッセル神戸との開幕戦(15日)では主将マークを巻き、同位置で先発。元チームメートの神戸MF汰木に厳しく球際で挑むなど、プレスやデュエルでも奮闘した。
19日、京都サンガ戦(22日、サンガS)に向けて、さいたま市内で調整。今季初戦を振り返り「仲のいい選手にあれだけ行くというのは、それだけの覚悟があるというのを見せるため。強い気持ちでやっていた」と、主将としてプレーで引っ張ることを意識していることを、はっきりと口にした。
主将マークの重みについては「かなり感じますね」という。浦和の下部組織で育っており、山田暢久、鈴木啓太、阿部勇樹ら歴代の「浦和主将」を見てきた。
「いろんなキャプテンを見てきて、自分が(先輩に)追いついているとは思わないですけど。責任感はすごくありますし、少しでも近づきたい思いはある」
以前にも増して「チームの勝利が一番」との思いが強まり「自分のプレーをしないと勝利にも貢献できないというプレッシャーがあるのは自分にとってすごくいい経験。もう1つせいちょうできるものになるのかなと思いながら、頑張っています」と率直な思いを口にした。
スコルジャ監督からは、昨年の終盤から右サイドバックの話をされていた。「キャンプから1回もウイングはやっていない。ゲームも何回かこなせて、自信を持って開幕には臨めた。公式戦で、90分間通してやれたのは自信になった」と振り返る。
4月に30歳を迎える。「キャプテン任されてるし、サイドバックやるし、いろんなことが重なって今はいい方向に向かっているという気持ちになれている」。主将の自覚を胸に、右サイドバックでチームの勝利に貢献する。【岩田千代巳】