練習でボールの行方を追うG大阪FW宇佐美(撮影・永田淳)

ガンバ大阪は18日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行い、22日アビスパ福岡戦に向けて調整した。

開幕戦の14日セレッソ大阪戦では、気持ちの入る大阪ダービーで2-5と敗戦。5シーズン連続で白星発進を逃すことになった。

チームは敗因の1つとなった守備の改善を課題とし、次戦までの修正を図る。 C大阪戦では、前線がプレスをかける意識を強く持った一方で、全体の連動を欠いたことで選手間の距離が開き、そのスペースを相手に使われた。その点についてFW宇佐美貴史(32)は「負けている状況で、前(のプレスに)行きたいっていうところと、後ろが待ってくれという状況はあった。テンションにも引っ張られて、そこをうまく合わせることができず、ちょっと縦に伸びてしまった」とコメント。DF福岡将太(29)は「(相手に)ひっくり返された時にピンチになる場面が多々あったのは事実。やっていて守備範囲がすごく広かったし、周りに味方がいない感じがあった」と全体が間延びしてしまった展開を反省した。

試合翌日には選手間で話し合いも行い、課題を共有。MF奥抜侃志(25)は「このタイミングでこの課題がいっぱい見つかって、今から変えていけることをプラスに捉えてやっていきたい」。宇佐美も「もう良くしていくだけ」と前を向き、同じ間違いを繰り返さないことを強調した。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】ダービー敗戦乗り越え22日福岡戦で今季初勝利へ調整 選手は守備改善課題に意見交換