アストロズ時代のアレックス・ブレグマン(2022年9月撮影)

レッドソックスが、3年総額1億2000万ドル(約186億円)の大型契約でアレックス・ブレグマン内野手(30=アストロズFA)を獲得したことで、チーム内に混乱が起こっている。

ブレグマンはこれまで主に三塁を守り、この5年間は三塁以外を守ったことがない。そのためレッドソックスは三塁手として起用したい意向。しかしチームには攻撃の要である三塁手ラファエル・ディバース(28)がいる。ジ・アスレチックによると、ディバースはこの日、キャンプインで地元メディアの取材に応じ、球団からDHに移るように言われたら従うか問われ「ノー」と拒否。「三塁は僕のポジションだ。ずっとプレーしてきた。球団がどんなプランを持っているか知らない。話し合いはしたが、自分の希望ははっきり伝えた。どうなるかは分からないけれどね」と話した。どうしてもDHをやってくれと言われてもかと問われると再び「ノー」と拒絶し、一塁に移ることにも「ノー」と答えた。

昨季DHには主に吉田正尚外野手(31)が入っており、今季は試合によっては外野を守ることもあるとコーラ監督が話していたが、フルタイムの外野手としての起用は今のところ想定されていない。現時点で、ブレグマン、ディバースに吉田を巻き込み三塁とDHがどうなるか不明のままとなっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ブレグマン獲得でレッドソックスが混乱 生え抜き三塁手ディバースは転向拒否、吉田正尚に影響も