練習前に集合写真を撮る日産自動車野球部(撮影・平山連)

16年ぶりに活動を再開した社会人野球の日産自動車野球部が17日、神奈川・横須賀市内で公開練習と体制発表会を行った。お祝いムード一色と思いきや、会社の業績悪化を受けて「野球部はどうなるのか」と心配する声もある中での船出だった。スタッフから「会社的には非常に厳しい状況ですが」という言葉が出る中で、伊藤監督は「不安な気持ちは1つもありません」ときっぱり。1年目からの都市対抗本戦進出に意欲を見せた。

新入部員22人は大卒1年目が大半を占めるが、指揮官は「内定を辞退する選手は1人もいなかった。みんな日産でプレーしたいという強い気持ちを持っている」と評し、チーム唯一の社会人野球経験者で主将の石毛は「自分たちの手で新しい日産自動車野球部を作りたい」と宣言。チームスローガン「再翔(さいしょう)」を掲げ、選手、スタッフが一丸となって新たな歴史を刻む。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 16年ぶり活動再開の日産自動車野球部が公開練習 伊藤監督「不安な気持ちは1つもありません」