支配下契約となり、ガッツポーズで写真に納まる楽天西口(撮影・江口和貴)

支配下復帰を果たした楽天西口直人投手(28)が17日、キャンプ地の沖縄・金武で取材対応し、喜びを語った。この日の練習前に支配下登録を知らされたという。「自分としてもこんなに早くに支配下登録していただけると思ってなかったんで、とてもうれしかった」と声を弾ませた。

西口は甲賀健康医療専門学校から16年ドラフト10位で入団し、中継ぎを主戦場に活躍してきた。しかし、23年9月に右肘をトミー・ジョン手術。その後、24年は育成契約を結び、リハビリに励んできた。

背番号が「062」から「62」に変更となった右腕は「最初、手術するとなった時は、すごい先が見えない状況で苦しかった時期もありましたけど、ほんとにこの瞬間のために去年からやってきたことが、今日、こういう形で支配下登録していただいて、頑張ってきて良かったと思う」と振り返った。

目標はチームの12年ぶりとなるリーグ優勝に貢献することだ。「優勝っていうのは自分はすごいとても達成したい目標ではあるので、自分が少しでも優勝に貢献できるように頑張りたい」と決意を込めた。

西口の支配下復帰について石井GMは「どっちかって言ったら支配下で投げてる選手を上回ってるボールを投げてますし。あとはやっぱりリカバリーっていうとこも、オフ、教育リーグとかで投げて、しっかりとできてて、ここに至るので、そろそろ彼に3桁番号よりは2桁番号をつけてオープン戦を投げてほしいっていう僕の中での思いもあった」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】支配下復帰の西口直人「こんなに早くに支配下登録していただけるとは」23年に右肘手術