リバプール遠藤航が最優秀選手 ウルブス戦の1点差勝ち貢献、各国代表主将が献身プレーたたえる
<プレミアリーグ:リバプール2-1ウルバーハンプトン>◇16日◇第25節◇アンフィールド
首位リバプールの日本代表MF遠藤航(32)がクラブ公式の「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。ホームのウルバーハンプトン戦に2-1の後半26分から出場。体を張った守備できっちりと役割を果たし、逃げ切り勝ちに貢献した。チームは21戦負けなしで勝ち点を60とし、2位アーセナルとの7差を守った。
守勢が続いた後半追加タイム6分、遠藤が猛スピードで自陣深くまで戻った。相手の突破を防いでファウルをもらうと、アンフィールドのファンから拍手が送られ、ソボスライ(ハンガリー)、ロバートソン(スコットランド)、ファンダイク(オランダ)の各国代表主将3人と、GKアリソン(ブラジル)がその献身的なプレーをたたえた。その直後に試合終了の笛が笛が鳴り、遠藤はガッツポーズを見せた。
チームはアンフィールドで集計史上初となる後半シュート0に終わった。スロット監督は「この勝利は(2月6日のリーグ杯で)トットナムを4-0で破ったことよりもさらに大きな成果かもしれない。難しい試合に勝つメンタリティーがなければ、何も達成できない」と言った。
前半15分にFWルイス・ディアスが先制し、同37分にもエースFWサラーがPKを決めてリードを広げた。だが、後半からはウルバーハンプトンの逆襲を受け、22分に強烈なミドルシュートで失点。押し返すことができず、その4分後にFWルイス・ディアスに代わって遠藤がピッチに立った。逃げ切り態勢に入り、そこで日本代表主将は「クローザー」としての役割を見事に果たした。