FC大阪対岐阜 前半、ボールを追う岐阜山田(撮影・滝沢美穂子)

<明治安田J3:FC大阪1-1岐阜>◇16日◇第1節◇花園ラグビー場

FC大阪との開幕戦で、今季FC岐阜に加わった元日本代表MF山田直輝(34)がJ3初出場を記録した。

先発した山田は、後半35分に交代するまで4-2-3-1のトップ下でプレー。良い形でボールが入る回数が少なかった80分間を「自分のプレーは全然納得いくものではなかった」と振り返った。

それでも新たに就任した大島康明監督(43)と作り上げているサッカーには確かな手応えを感じている。

「みんなで新しいサッカーにチャレンジしているところで、僕はすごくフィットできていると思う。おおしさん(大島監督)のサッカーは、今日が1番弱かったねというようなサッカー。ここからどんどん良くなることしかないと思っているから、僕もどんどん成長していきたい」。今季目指しているアタッキングフットボールでのJ2昇格に自信を見せた。

J1通算196試合13得点、J2通算39試合5得点の実績を持つベテランは、リーダーとしての役割も担う。今季主将を務めることにもなった34歳は、自身の動きでチームを引っ張っていこうとしている。「僕は言葉でどうこうというタイプではない。チームで1番走るつもりでいるし、そういうことで戦う姿勢をどんどん見せていきたい。このチームで僕の経験を還元できるよう、体と相談しながら全力でやっていきます」。数々の勝負を経験してきた男は、J2復帰を目指す岐阜に大きな影響をもたらすことになりそうだ。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【岐阜】元日本代表MF山田直輝が先発出場 J2復帰へ「経験を還元できるよう全力で」