レアル・マドリードのジュード・ベリンガム(ロイター)

レアル・マドリードのイングランド代表MFベリンガム(21)が、オサスナ戦で一発退場になったことについて「あれは主審の明らかなミス」と不満を述べた。

ベリンガムはアウェーで行われたスペインリーグ第24節オサスナ戦で先発出場した。チームが度重なる物議を醸す判定に苦しめられる中、前半39分に主審に侮辱的な言葉を浴びせたとして一発退場となり、チームも1-1で引き分けた。この一戦後にベリンガムがインタビューに応じたもようをスペイン紙アスが伝えている。

ベリンガムはその際、主審に何を言ったかという質問を受け、「あれが自分に向けたものなのは動画を見てもらえば分かるはずだ。誤解なのは明らかだよ。侮辱する意図はなかったし、侮辱もしていない。あれは主審の明らかなミスだ。僕がすべてをよく覚えているが、映像で映っているものは審判報告書の内容と一致していない。自分の発言について詳しく言及はしないが“くそっ!”みたいな表現だった。主審が確信を持たず、僕が言っていないことを言ったと言えば、チームに損害を与えることになるので厳しいよ。僕はただ、故意に10人になるような状況に陥るような無責任なことをしたのではないということを、チームが理解していることを明確にしたい」と、主審に対してではなく自分に向けた言葉であったことを強調した。

続けて「動画が検証され、審判報告書に記載されている内容と違うことが確認されるのを願っている。もしそうであれば、動画は明らかな証拠になるので、スペインサッカー連盟がそれを考慮してくれることを望むよ。もちろん試合の結果を変えることはできないけど、動画が検証され、何らかの変化があることを期待している」と判定が覆ることを希望した。

また、ベリンガムはスペインリーグのレフェリングについて「あのような出来事はスペインのレフェリングの質を汚すものになる」と苦言を呈した。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ベリンガム「あれは主審の明らかなミス」オサスナ戦で一発退場になった判定に苦言