湘南対鹿島 記者会見で心境を語る鹿島鬼木監督(撮影・たえ見朱実)

<明治安田J1:湘南1-0鹿島>◇第1節◇15日◇レモンS◇観衆1万3025人

鬼木達新監督が就任した鹿島アントラーズは、湘南ベルマーレに0-1で敗れ、初陣を白星で飾ることができなかった。

「止める・蹴る」の技術向上に取り組んだが、攻撃の組み立ての途中でのミスが目立ち、カウンターを浴びた。セットプレーもコーナーキック10本あったが仕留めきれず。シュート数も湘南が13本、鹿島が7本で、攻守でやりたいことが発揮出来なかった。

鬼木監督は「入りは決して悪くなかった。もっとアグレッシブなサッカーを見せたかったが、徐々に後ろ重心になった」と振り返った。

湘南は鹿島のパスやくさびを狙い、カウンターに転じていた。鬼木監督は「パスを通せるシーンで通せなかったり。当然、相手のカウンターが脅威にあったので。そこも通していけるようなチームにしていきたい。技術の所と気持ちの所の向上が必要」と課題を掲げた。

現在、クラブが鬼木新監督の下、新しい鹿島を構築している最中だ。同時に、勝ち点も積み重ねていかなければいけない。常勝軍団だったころの鹿島は、苦しい展開でもセットプレー1発をものにし、勝ちきっていたが、この日は1点が遠かった。鬼木監督は「我慢強く戦っていくしかない。目指すのは相手を圧倒したい所があるが、同時に我慢強く戦っていくのも自分たちが目指している部分の1つ。今日であれば引き分けに持っていく。そういうのも選手も自分もやっていかなければいけない」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【鹿島】鬼木達新監督は初陣飾れず、湘南のカウンターを浴び「技術と気持ちの向上が必要」