【浦和】松本泰志のゴール、VARの末にハンド判定で幻の決勝点に 5年ぶりの開幕勝利ならず
<明治安田J1:神戸0-0浦和>◇第1節◇15日◇ノエスタ
昨季13位の浦和レッズは、敵地で王者ヴィッセル神戸と対戦したが、スコアレスドローに終わった。
開幕戦は20年の勝利を最後に、21年は引き分け、22年から3連敗。5年ぶりの勝利はならなかった。
0-0で迎えた後半36分に、浦和のゴールが生まれたと思われたが、VAR判定の末に、ゴールが取り消された。
CKからDFホイブラーテン(30)がヘッドでシュートを放つが、ゴールラインを完全に越えておらず、そのこぼれ球にMF松本泰志(26)が反応したが、ハンドの反則があってボールがゴールに入った。
サンフレッチェ広島から新加入の松本は「後ろからのボールで(右腕が)よけきれなかった」と説明。マチェイ・スコルジャ監督(53)も「取り消されたのはアンラッキー」と表現する一方で「アウェーで王者と対戦し、新加入選手も多く、難しい状況で、チームはいい仕事をしてくれた」と前向きだった。
松本を含め、2列目にはMF金子拓郎(27)、MFマテウス・サヴィオ(27)の新加入組が並び、前半は特に神戸を圧倒。この時間帯で先制点を奪えなかったのが響いた。
金子は「神戸は王者チームで、僕らは失うものは何もなかった。前半みたいなサッカーができれば、上位争いはできる」といい、サヴィオは「僕らの方がチャンスはつくれた。理想の結果ではなかったが、次勝つことが重要」と表情は明るかった。