【ヤクルト】村上宗隆、右翼守備で軽快な動き「西都でもやってた」高津監督「1つの選択肢」
指揮官との約束を守りつつ「サード1本」を志す。
ヤクルト村上宗隆内野手(25)は14日、沖縄・浦添キャンプの第4クール2日目のフリー打撃中に右翼守備に就いた。中学生以来となる右翼守備は1軍初披露となったが「西都でもやってたんで」とフライを軽快に捕球。宮崎・西都の2軍キャンプでも行った練習を淡々と継続している。
きっかけは昨年9月ごろ。高津臣吾監督(56)から外野守備を練習するように伝えられた。主砲は「チームからやってくれって言われたら、もちろんやれる準備はしたい」と外野用のグラブを新たにつくった。指揮官は「チームのことを思うとこれも1つの選択肢かな。準備として少しでも練習させておきたい」と背景を説明した。
本格的な外野挑戦は未知数のため、今後のシート打撃で右翼守備に就く予定はない。「今のところは打球を捕らせてどんな感じか見ている段階」とこの日の練習で動きを確認した。
高津監督は外野挑戦を提言した際、本人はあまり乗り気でなかったと笑う。チームのために外野練習をこなす主砲は「もちろんサードで勝負したい」と本職での勝負に力を込めた。