【侍ジャパン】阪神石井大智、高専出身初の代表「光栄」井端監督「マウンド度胸」短期決戦向きと評価
侍ジャパンは14日、3月5、6日にオランダを迎えて京セラドーム大阪で開催される「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」のメンバーを発表した。阪神石井大智投手(27)が高専出身選手として初の日本代表入りを果たした。
◇ ◇ ◇
高専出身の星がまたもや歴史の扉を開いた。阪神石井が初の日本代表入り。秋田高専出身で、高専出身初の白星を手にした男が日の丸も背負うことになった。「光栄なことですし、自分の力をしっかり出して頑張りたい」と胸を躍らせた。
石井は「自分の中でこれが一番いい球っていうボールがない」と笑いつつも、井端監督からは短期決戦向きだと評価。「体は決して大きくないけど勢いあるボールとマウンド度胸、特に一発勝負ではそういう気持ちが大事。レギュラーシーズン同様にやってくれればいい。伸びのあるストレート投げ込んでほしい」と期待した。
貴重な経験を成長につなげるつもり。周りの選手と交流を図り、「吸収したい気持ちがすごくありますし、それを25年シーズンで1軍の試合で発揮できるように」と思い描いた。虎の強力ブルペン陣の一角を担う右腕が真っ向勝負に挑む。【林亮佑】