ブルペン投球する日本ハム河野(撮影・足立雅史)

同僚左腕からの刺激を力に、2年連続のタイトル獲得へまい進する。昨季最優秀中継ぎ投手となり、3月に行われる侍ジャパン強化試合の最終候補にもリストアップされている日本ハム河野竜生投手(26)が13日、沖縄・名護キャンプでブルペン入りした。手応えバッチリの直球を含む55球を投げ込んだ。

「ベストボールじゃね?」。強風に小雨が混じる寒空の下、投球練習を行う左腕の声が弾んだ。「真っすぐがしっかりたたけて投げきれている。コースはアバウトですけど、今の段階ではいいのかな」。2年連続50試合登板をクリア。直球とカットボールのほぼ2球種でブルペンを支えた中継ぎの柱は、理想通りのキャンプを過ごす。

今オフ自主トレをともにした高卒4年目の剛球左腕・松浦が、第2クールから1軍キャンプに合流してきた。「一生懸命やっている姿、変わろうとしている姿を目にして影響された」。元同僚のソフトバンク近藤が取り入れていたピラティスを導入し、効率のいい体の使い方を一緒に勉強。「無駄なくボールに力が伝わっている感じはしている」と、うなずいた。

3年連続の50試合登板を目指す。「ここで終わらず3年、4年と…。14年ぐらい続けている方が近くにいるので、少しでも近づけるように」。21年まで14年連続50試合登板をクリアしたベテラン宮西も1軍キャンプで汗を流す。「時間の使い方がうまい。1つでも多く学びたい」。17日に予定する実戦形式の打撃練習登板で、ここまでの調整具合を確かめる。【中島宙恵】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】河野竜生「ベストボールじゃね?」ピラティス効果で「無駄なく球に力が伝わってる」