シート打撃に登板したヤクルト奥川(撮影・上田悠太)

ヤクルト奥川恭伸投手(23)が早くもギアを上げている。

沖縄・浦添キャンプでシート打撃に初登板し、32球で打者8人を1安打に抑えた。9日のライブBPに続き、最速は球団計測で150キロを記録した。昨季の最速151キロに迫るスピード。「この時期なので。まだ何とも言えない」と引き締めた。

この日から1軍全体練習に合流した村上を2打数無安打に封じた。最初の対戦は空振り三振。バックドアのスライダーをカウント球とし、決め球にも使った。2度目は直球でカウントを整え、最後はスライダーで左飛に斬った。「まだ村上さんが全然外で打ってないので、だからだと思います。でもすごい怖かったです。迫力が」と抑えた上で主砲の頼もしさを実感した。

初実戦は18日の練習試合ロッテ戦(浦添)で2イニングの見通し。高津監督は「スピードとか変化球のキレに関しては特に問題はない。非常によかったと思います」と言った。完全復活の予感が漂っている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】ギア上げた奥川恭伸 シート打撃打者8人1安打「すごい怖かった」村上宗隆封じる