【C大阪】公式戦65度目の大阪ダービーでJ開幕 リーグ戦は最近8勝2分け1敗とセレッソ優位
セレッソ大阪は14日、敵地に乗り込んでガンバ大阪とのJ1開幕戦に臨む。平日の金曜日夜にこの1試合だけが行われ、今季のJリーグが幕を開ける。今回の大阪ダービーは、95年の初対戦から31年目で公式戦通算65度目。C大阪から見た通算成績は、23勝12分け29敗。リーグ戦は49度目の対戦になる。
内訳は次の通り
【J1リーグ】17勝7分け24敗
【ルヴァン杯】3勝5分け4敗
【天皇杯】2勝1敗
【ACL】1勝
C大阪はリーグ戦において、ロティーナ監督(スペイン)時代の19年9月28日の対戦以降、レビークルピ監督(ブラジル)、小菊昭雄監督の時代を通じ、9戦無敗を含め、ここまで11試合で8勝2分け1敗と圧倒している。
逆にそれ以前の8試合は、C大阪が3分け5敗と勝てない時代が続いた。
昨季までの小菊監督は、対G大阪戦に6勝1敗の好相性を誇った。両軍が意地を前面に出しながらも、C大阪のカウンター攻撃が要所で光り、劇的な勝利も多かった。
今季からバトンを受けたオーストラリア人のアーサー・パパス監督(45)は、ハイラインとハイプレスで敵陣に攻め込む哲学を持ち、これまでの戦法とは変わるため、逆にG大阪のカウンターを浴びることも考えられる。
C大阪が今後も好相性を保ち続けるのか、それ以前のように苦手カードに戻ってしまうのか、注目の一戦になる。
パパス監督は試合前日の13日、オンラインで取材に応じて「日本のサッカーの中で(大阪ダービーは)特別。同じ地域に2つチームがあり、サポーターもその意味が分かっている。我々はいい答えが出せるようにしたい。わくわくしているし、楽しみしかない」と答えている。
◆C大阪が1点目を決めれば 現在1199ゴールのC大阪にとって、大阪ダービーでの1点目はJ1通算1200点目になる。現在歴代最多は鹿島の1852得点で、2位は横浜の1767得点。1200得点に到達すれば、史上11クラブ目。95年にJリーグ昇格のC大阪に対し、元年の93年から在籍するG大阪は1727得点で歴代3位。