【磐田】新主将の川島永嗣「ワクワクしている」チーム最年長の守護神が最後方からチームを支える
25年のJリーグが14日に開幕する。日刊スポーツ静岡版では県勢4クラブ(清水、磐田、藤枝、沼津)の主将4選手に意気込みを聞いた。3季ぶりJ1復帰の清水は下部組織出身のFW北川航也(28)が2季連続でキャプテンに就任。23年J1昇格プレーオフ(PO)決勝の再戦となる因縁の東京V戦(16日、国立)でリベンジを誓った。J2磐田は元日本代表GK川島永嗣(41)がチームを束ね、J2藤枝はDF中川創(25)が後方からチームを鼓舞する。J3沼津はMF菅井拓也(33)が、今季も主将を務める。
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チーム最年長の守護神が最後方からチームを支える。磐田の川島は鹿児島キャンプ中に選手間の投票で主将就任が決まった。キャプテンは11年のベルギー1部リールセ在籍時以来14年ぶり。J1昇格が至上命令となる重要なシーズンの幕開けに向け、「ワクワクしている」と心待ちにした。
欧州クラブで13年間プレーし、W杯には4度出場。百戦錬磨のベテランにとって、J2でのプレーは大宮在籍時の03年以来22年ぶりとなる。選手個々のプレー強度などは当時よりも格段に上がった。川島は「より戦術も整備されて、選手のクオリティーも違う」。カテゴリーはJ1からJ2に変わるが、試合に臨む姿勢は同じで「J1でもJ2でも全く変わらないし、しっかり準備をするだけ」と表情を引き締めた。
今季からジョン・ハッチンソン監督(45)が就任し、アグレッシブな戦い方を構築。GKも攻撃の組み立て役を担っている。新たな取り組みも前向きに捉え、チームに貢献する構えだ。ホームでの開幕戦は水戸が相手。勝利だけを見据える闘将は「去年の悔しさを晴らせる場にやっと立てる。攻守でゴールに向かっていく姿勢を見せたい」と意気込んだ。【神谷亮磨】