「DFの4人は一緒にプレーしたことが…」Rマドリード・アンチェロッティ監督が守備陣に言及
レアル・マドリードは11日にアウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメントプレーオフ第1戦でマンチェスター・シティーと対戦した。2度のリードを許すも、そのたびにエムバペとブラヒム・ディアスが同点にして、後半アディショナルタイムに相手のミスで抜け出したビニシウスのアシストからベリンガムが決勝弾を奪い、3-2での劇的な逆転勝利を収めた。この試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
アンチェロッティ監督はまず、もっと大差で勝てたと思うかという質問に対して、「いや、そんなことはない。ここで決着がつくとは思っていなかった。もう1試合戦わなければならないし、わずかなアドバンテージを得ることができた。今日はとてもいい試合だったよ。満足しなければならない。多くのチャンスがあった。シティーはいい攻撃をしていたし苦しめられた。このような試合が今後に向けて自分たちを強化するということを考慮し、第2戦に向けていい準備をする必要がある」と返答した。
続けて、欧州CLにおけるベストマッチかという問いに対して、「そうは思わない。でもいいプレーができたし、そうなることを期待していた。攻撃面で完璧な試合だった。バランスを保てるかどうか疑問があったが、十分な犠牲を払えば、それが可能になることが分かった。今日は全員が犠牲を払っていたし、クオリティーの高さは疑う余地のないものだった」と満足げに語った。
また、アンチェロッティ監督はカルバハル、ミリトン、アラバ、リュディガー、ルーカス・バスケスが負傷欠場を余儀なくされた守備陣について、「DFの4人は一緒にプレーしたことがなかった。さらに言うと、一緒に練習したこともなかったが、彼らは並外れた試合をしてくれた。バルベルデ、メンディ、チュアメニ、アセンシオにはずっと驚かされていたよ。我々は緊急事態からポジティブなものを引き出すことができた」とこの日のディフェンスラインがぶっつけ本番だったことを明かした。
最後に、ラウンド16進出が決まる19日にホームで開催される第2戦に向けたけが人の状況について、「もちろんリュディガーとアラバが必要だ。2人とも第2戦で復帰できると思う」と説明した。(高橋智行通信員)